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HOME >  TOPICS >  脳卒中の発症予防には?

脳卒中の発症予防には?


前回から脳の病気や前兆などについてお伝えしてきました。
今回は発症の予防についてです。


脳卒中を予防するためには、脳卒中の危険因子を回避するのが有効です。

高血圧や糖尿病など、生活習慣病がある方はその治療を行いましょう。
喫煙習慣がある方は禁煙をしましょう。

脳卒中は、「突然起こる=防げない病気」ではないのです。
日々の生活習慣によって健康を維持することが可能です。


高血圧

血圧が、140/90mmHg以上を指している状態です。
それ以下であっても、血圧が高めの方はリスクが高くなります。
高血圧によって、脳を含めた全身の血管の負担が大きくなります。
負担が大きくなると、血管は弾力を失い脆くなり、狭窄をきたし、破れたり詰まったりしやすくなります。
食事では、特に塩分の摂取量に注意しましょう。

糖尿病
食生活の欧米化、糖質摂取の増加などにより、糖尿病の方が増えています。
砂糖やお菓子の食べ過ぎを気にしがちですが、
主食である、米、パン、麺類も糖質が多く含まれています。
芋や蓮根などの根菜類、甘くて美味しい果物も糖質が多いので食べすぎには注意です。

どんぶり飯を早食いしたり、パンとジュースなどで食事を済ましていませんか?
糖質の吸収を緩やかにする野菜、タンパク質から食べ、最後に主食を食べる方法がおすすめです。


脂質異常症
血中の中性脂肪やLDLコレステロールの値が高い、あるいはHDLコレステロールが低い状態のことを指します。
特に“悪玉コレステロール”と呼ばれるLDLコレステロールの値が高い方は、脂肪の摂取を減らす必要があります。
豆類や芋類、海藻類、キノコ類、根菜類などは、コレステロール値を下げる効果があります。

不整脈
不整脈とは、早かったり遅かったり、規則正しくない脈の総称です。
不整脈によって心臓や血管に負担がかかり、血栓が生じ、それが脳へと移動して詰まってしまうことがあります。
抗凝固薬の使用により、血栓が生じるのを防ぐことができます。

喫煙習慣
ニコチンには、血圧を上昇させたり、動脈硬化を進行させたりといった健康への悪影響があります。
他の生活習慣病の原因にもなりますので、禁煙しましょう。


健康診断で指摘を受けた。家族や周りの方で脳の病気になり自分は大丈夫か不安になった。
糖尿病やコレステロールのコントロールや改善が上手くいかない。
お困りの際は当院へお越しください。
CT検査や採血などで現在の状況把握はもちろん、今後の改善方法もお伝えしています。